アンケート投票による日本の名曲ランキング
「あなたが選ぶ21世紀でも唄われる歌謡曲」(日刊スポーツ)
日刊スポーツ新聞が1996年11月に発表した「あなたが選ぶ21世紀でも唄われる歌謡曲」の結果です。 日本の名曲ランキングの決定版の一つと言われています。 アンケートによる大規模な投票を実施して選びました。 1990年代に活躍していた歌手やグループが有利な傾向が見られるものの、 20世紀を代表する歌がランクインしています。歌謡曲、演歌、邦楽ロック、Jポップ、フォーク、ニューミュージック、アイドルソングなど全てのジャンルが網羅されているのが特徴的です。
順位 | 曲名、歌手、発売年 | 動画、説明 |
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1 | 「LOVE LOVE LOVE」 (ラブ・ラブ・ラブ) DREAMS COME TRUE (ドリームズ・カム・トゥルー) 1995年7月 (平成7年) |
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2 | 「クリスマス・イブ」
山下達郎 1983年12月 (昭和58年) |
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3 | 「TRUE LOVE」 (トゥルー・ラブ) 藤井フミヤ 1993年11月 (平成5年) |
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4 | 「innocent world」 (イノセント・ワールド) Mr.Children (ミスター・チルドレン) 1994年6月 (平成6年) |
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5 | 「いい日旅立ち」
山口百恵 1978年11月 (昭和53年) |
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6 | 「TOMORROW」 (トゥモロー) 岡本真夜 1995年5月 (平成7年) |
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7 | 「いとしのエリー」
サザンオールスターズ 1979年3月 (昭和54年) |
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8 | 「がんばりましょう」
SMAP 1994年9月 (平成6年) |
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9 | 「TRY ME~私を信じて」
安室奈美恵 1995年1月 (平成7年) |
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10 | 「なごり雪」
イルカ 1974年3月 (昭和49年) |
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女性フォーク歌手、イルカの代表作。 「今春がきて、君はきれいになった」という歌詞が有名。 冬が明けて春になる時期に、 日本の定番の歌として長年親しまれている。 時の移ろいとともに、 女性が成長して大人になる。 それに気づかぬ男性のもとを、 汽車で去っていく。 この恋愛ストーリーを、 「雪」という人知の及ばない自然現象と重ねている。 イルカは従来、 自ら作詞・作曲したを歌っていた。 しかし、この曲は、 フォークバンド「かぐや姫」の伊勢正三が作り、 かぐや姫のアルバムにも収録されていた。 かぐや姫は、南こうせつが主に作曲を手掛けており、 伊勢は作詞しか担当したことがなかったが、 初めて曲まで作った。 かぐや姫のバージョンはシングルカットされなかったが、 音楽関係者の間で「素晴らしい曲」と称賛されていた。 これを、同じ事務所に所属していたイルカが、 ふくらみのある温かい声でカバーした。 男言葉の歌詞を、 ジーパン姿のイルカが女性の視点で歌う。 「身近な女の子」「信頼できるお姉さん」というイルカのイメージにも見事にマッチし、 スタンダードな歌となった。 |
順位 | 曲名、歌手、発売年 | 動画、説明 |
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11 | 「卒業」
尾崎豊 1985年1月 (昭和60年) |
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「MUSIC MAGAZINE 2021年8月号」の特集『昭和歌謡ベスト・ソングス100(1980年代編)』において、音楽評論家の今井智子氏は次のように評した。「デビュー作『十七歳の地図』で社会への反発や若々しい焦燥などを率直に歌った尾崎は、卒業を目前に高校を自主退学、そしてこの曲を歌った。生々しい描写の歌が若者の強い支持を得て人気を不動のものにした。」 |
12 | 「22才の別れ」
風 1975年2月 (昭和50年) |
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13 | 「ALONE」 (アローン) B'z 1991年10月 (平成3年) |
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14 | 「SAY YES」 (セイ・イエス) CHAGE&ASKA (チャゲ&アスカ) 1991年7月 (平成3年) |
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15 | 「オリビアを聴きながら」
杏里 1978年11月 (昭和53年) |
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16 | 「卒業写真」
松任谷由実 1975年6月 (昭和50年) |
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17 | 「乾杯」
長渕剛 1980年9月 (昭和55年) |
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18 | 「世界中の誰よりきっと」
中山美穂&WANDS 1992年10月 (平成4年) |
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19 | 「上を向いて歩こう」
坂本九 1961年10月 (昭和36年) |
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20 | 「さよなら」
オフコース 1979年12月 (昭和54年) |
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調査方法
アンケートを実施するにあたっては、事前に日刊スポーツが「候補」となる267曲を選びました。この候補選定は、オリコンのような音楽情報誌の年間トップテン、日本レコード大賞などの受賞またはノミネート、紅白歌合戦の歌唱曲などのデータを考慮して行われました。この際「歌手1人につき原則として1曲」というルールを採用しました(山口百恵のように複数曲が入った例外もあります)。こうして選ばれた267曲の候補を事前に紙面上に掲載したうえで、読者に電話で投票してもらいました。投票方法はプッシュホンで好きな順に5曲を指定番号で入力するという方式です。一番好きと答えた曲を5点、以下4、3、2、1点と得点化し、順位を決めました。投票総数は5662件にのぼりました。
山口百恵「いい日旅立ち」が5位
1位はドリームズ・カム・トゥルーの「LOVE LOVE LOVE」。アンケートの前年に大ヒットした曲なので有利になっています。山口百恵は引退歌手にもかかわらず「いい日旅立ち」が5位に入りました。このほか、「なごり雪」(10位)「22才の別れ」(12位)「オリビアを聴きながら」(15位)「上を向いて歩こう」(19位)などは、1970年代以前の曲ですが上位に入っています。